定期点検
建物の設備は、どれも早いもので6~7年程度で(使用頻度や環境により差異があります)故障や不具合等が発生します。
設備点検はどれも、生活の上で欠かせない共用機器の故障による事故を未然に防ぐ意味があり、良好な建物環境づくりには必要な点検である事が理解されます。
もし、点検なしにポンプが故障し、緊急工事となった場合、ポンプ機器の手配日数に復旧の目処が左右されたり、仮設給水や夜間・休日の場合には業者への割り増し料金の発生があり、経済的に負担増となりかねません。
費用対効果で考えた場合にも、定期的な設備点検を行い、故障の早期発見により生活に支障をきたす事なく、計画的な修繕を行う事が共同住宅であるマンションには不可欠であるといえます。
点検回数については、最善は毎月点検がのぞましいのですが、最低でも3ヶ月に1回は必要と考えられます。
対象設備名 |
点検内容 |
摘要 |
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給 |
給水ポンプ |
運転電流値、絶縁抵抗値、給水・揚水圧力、発熱・漏水、減圧・チャッキ弁・起動・停止圧力、フロースイッチ関係等の作動および検査機器による検査 |
故障の早期発見により断水等の支障がなくなり、計画的な修繕が可能です。 |
蓄圧タンク |
同上 |
同上 |
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増圧給水装置 |
同上(条例による法定の場合有り) |
同上 |
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加圧給水装置 |
同上 |
同上 |
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貯水槽配管・弁類 |
受水槽・中間水槽・高架水槽の水槽内外の汚れ、漏水・損傷の有無、蓋の施錠、凍結防止ヒーター、ボールタップ、オーバーフロー管、付属配管、防虫網等の異常個所の点検 |
定期的な点検により飲料タンクへの虫の混入等安全を確保、凍結による断水の防止 |
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制御機器関係 |
制御基盤・インバーター、表示モニター・ランプ類、圧力計・スイッチ・計器類、配線接続端子等の異常個所の点検 |
故障の早期発見により断水等の支障がなくなり、計画的な修繕が可能です。 |
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排 |
雨水排水ポンプ |
運転電流値、絶縁抵抗値の機器による測定、揚水作動試験、フロートレスリレー、配管・弁類の異常個所の検査 |
故障の早期発見により、緊急工事による費用の負担を抑え、計画的な修繕が可能です。 |
釜場ポンプ |
同上 |
同上、雨による潅水被害を防止。 |
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雑排水ポンプ |
同上 |
同上 |
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ブロワーポンプ |
同上 |
緊急工事の防止 |
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汚水排水ポンプ |
同上 |
同上 |
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貯留槽配管・弁類 |
漏水・損傷の有無、蓋の施錠、ボールタップ、オーバーフロー管、付属配管の異常個所の点検 |
同上 |
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制御機器関係 |
制御基盤・インバーター、表示モニター・ランプ類、圧力計・スイッチ・計器類、配線接続端子等の異常個所の点検 |
同上 |
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電 |
共用電灯分電盤 |
漏電ブレーカー類、マグネットスイッチ、自動点滅器、配線、絶縁抵抗値の測定、異常個所の検査 |
停電による生活環境への支障を防止(停電による電子機器の影響) |
換気設備 |
作動点検 |
機械室・受水槽室 |
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照明器具 |
外観・目視・点灯試験(非常照明器具含む) |
非常時の正常動作確保 |
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遠隔監視設備 |
警報表示装置・警報発信テスト |
非常時の正常動作確保 |
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TV共聴設備 |
アンテナ・避雷針・増幅器・分歧器外観点検 |
異常の早期発見 |
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他 |
排水枡関係及び |
異常個所の点検 |
詰まりによる逆流防止 |