設計業務

リノベーション・バリアフリー設計

建物の経年に伴う劣化や不具合に対しては、大規模修繕等の計画修繕を適切に実施していくことが重要です。しかし、修繕だけでは建物の劣化した機能・性能を、物理的に支障のない程度までに維持・回復をするにとどまります。私たちが建物に求める水準は、年々向上します。高経年の建物は、年々色あせ、性能や機能面での陳腐化(社会的老朽化)が進みます。また、建物の資産価値の低下にもつながります。
リノベーションとは、建物の経年にともない、時代に合わなくなった機能や性能を、建て替えずに、時代の変化にあわせて、建築機能・耐久性・耐震性・省エネ化等を向上し、建物の価値を高めます。
現在、既存建物(ストック)を有効に活用する手段として、リノベーションが社会的に注目されています。
 また、少子高齢化社会が現実的なものとなり。段差をなくしたり、手すり、スロープを設置したり、すべての人が安心して、自立して生活できるバリアフリーの環境づくりが、現在求められています。

 

 
■リノベーション・バリアフリーの採用例
  1. 経年、周辺環境の変化等による外観デザインの陳腐化:外観デザインのリノベーション
  2. 旧耐震の建物:耐震補強に併せて、外観デザインのリノベーション
  3. バリアフリーでない:スロープ、手摺、エレベーター設置等によるバリアフリー
  4. 防犯性能が低い:オートロック化、防犯カメラ、照明器具の設置
  5. エントランスの陳腐化:内装デザインのリノベーション
  6. 敷地内のイメージの陳腐化:車道・歩道・駐車場の舗装材料、屋外灯、緑化環境のリノベーション