耐震補強設計
目標性能に対して、耐震診断の結果を踏まえ、どのような強度と靱性を有する建物とするか、補強の基本方針を定めます
■耐震性能の高める考え方
①強度抵抗型の建物とする(強度抵抗型)
②靱性抵抗型の建物とする(靱性抵抗型補強)
③両者の中間の建物のとする(強度・靱性抵抗型補強)
■ 補強工法の選定
耐震補強には、実験等によりその効果が十分に確認された信頼できる工法を用いる。既存建物の構造特性を十分に把握し、建物の耐力の向上、靱性の向上、編心、鋼性分布あるいは局所的な弱点の改善等、補強目標さらに施工条件に応じて最も適した工法を選定します。
■ 基本設計
必要補強量の略算および補強部材の配置計画をします。
■ 詳細設計
配置計画された補強部材の配筋、既存部材との接合法などディテールを設計し、同時に補強部材の強度と靱性指標を算定します。
■ 補強効果の確認
耐震診断基準に基づき構造耐震指標Isを算定し、補強計画が適切であることを確認します。